家庭保育園・第2教室の教具のひとつ、ペグボードについて。
知育玩具としてのペグさしの効果についてまとめます。
家庭保育園・第2教室のペグボードの内容
ペグさしのおもちゃで、10本の小さなペグ(円柱形の棒)とさし台がセットです。
ペグのサイズは直径9mm,高さ28mm。市販のペグさしの中でもかなりサイズは小さい方だと思います。
でも、こーくん(1歳2ヶ月)に遊んでもらって、この大きさと高さは考えられているときづきました。
ちょうど、親指、人差し指、中指の三本指を使わないと、抜いたりさしたりできないサイズなんですね。このペグをグーの手で握ると、長さが足りずペグにはささりません。抜くときも同様で、自然と3本指を使うことになります。
スプーンもシャベルもグーの手でギュッと上から握るこーくん。正しい持ち方にさせたいなぁと前々から気になっていたのですが、このペグで遊んだ翌日にはスプーンを正しい持ち方で握ったんです。これには驚きました。
ペグの直径は鉛筆とおなじくらい。鉛筆やお箸を正しく持てるようになるためにも、良い練習になりそうです。
ただ、子どもの口に簡単に入る大きさです。誤飲の可能性大です。たぶん、私の反応を見て面白がっているのですが、こーくんは口の中に入れてニコニコしている時があります。
また、気をつけていないとすぐに無くなって数が足りなくなりそうです。うちでは小袋に入れて保管しています。
ボードの方は赤い円に灰色の縁取りがしてあるんですが、家庭保育園の教具なのだから理由があるのでしょうね。視力の弱い赤ちゃんでも位置を認識しやすいのかなぁ。
ペグボードの遊び方
・ペグを抜く
まずは、親がさしてあげて、それを抜くところから。上に真っ直ぐ引き上げないと引っかかって抜けないので、なれないうちは抜くだけでも簡単にはできません。私は「1,2,3・・・,10」と数えながらさしています。
・ペグをさす
3本指で持たないとうまく挿せないので、指でつまめるように手渡ししてあげると良いと思います。転がっているペグを拾い上げて、挿し込める向きに自分で持ち直すのは案外むずかしいようです。
・ペグを積む
ペグの切り口の部分は平らになっているので、積んでも遊べます。結構、集中力が必要ですよ。親が楽しく遊ぶには良いと思います。私の最高記録は6個。目指せ!10個!
・ペグを転がす
1歳位の子って、転がすの好きですよね。ペットボトルのキャップやコップタワーのカップを転がして遊ぶことのあるこーくん。ペグも転がしてみましたが真っ直ぐ転がすには力の加減が難しいようです。
・色分け
ペグは赤5本、白5本。色の判別ができるようになったら、赤は上の列、白は下の列、といったように並べられそうです。
ペグさしの知育効果
ペグさしの知育効果の一番は、手先指先をよく使うことでしょう。ぴったり穴にはめ込むために、視点を集中させて目と手を連動しなくてはなりません。
お箸を持つにも、鉛筆を持つにも必要な親指・人差し指・中指の3本をしっかりと使うことできます。
こーくんを観察していると、ぴたっと挿せたときに達成感を感じているようです。
家庭保育園のペグボードはではありませんが、色や形、高さの違うペグが混ざったものも販売されています。形を判別する力や色で仕分けるやり方、数の概念も学べそうです。
さらに、対象年齢の高いものだと、小さなペグを何十本も使って模様を作ったり絵を書いたりもできます。
もともとは、モンテッソーリ教育の教具として広まったペグさし。ヨーロッパでは幼稚園に普通にあるおもちゃだそうです。
ニック社のペグさしは美しいです。入れ子にして遊んだり中に物を入れたりもできるようで、欲しくなってしまいます。
ペグボードと成長記録
1歳2ヶ月のときに家庭保育園の中古教材を買いました。それ以降のこーくんの遊び方と成長記録です。(随時更新)
【1歳2ヶ月】
抜くのはできる。3本指の良い持ち方に。ペグを収納用の小袋に片づけるほうが好き。
→ないないブームです。
【1歳3ヶ月】
集中している時、2,3本なら挿せる。
→ドヤ顔して拍手してる(*^^*)
挿せるように、手の中でペグを持ち替えられるように(左手のみ)。ペグを口に含むのが好き。
→飲み込まないでくれ。
おままごとの材料にして遊ぶ。複数のカップを使って、100均の砂場用シャベルで移し替え。
→砂場でもお風呂場でもやってることを、ペグでもやるのね。
【1歳4ヶ月】
挿すのが上手に。調子が良ければ次々と。
ペグを頬張る。それも、口いっぱいに。
→唾液でべちゃべちゃのペグを一本ずつ吐き出すのは、可愛いけどさ(^_^;)
最後までお読み下さりありがとうございました!