東大に合格するまで、1日に何時間くらい勉強していたのか。
私が東大生とわかると、よく聞かれる質問です。
高校1〜2年生のときの勉強時間
私の所属していた運動部は、月〜金の放課後、土曜の午前中が練習日でした。
平日の帰宅は夜の19時半〜20時。友人と話が盛り上がって学校を出るのが遅くなり、21時近くになることも多々ありました。
そのときの勉強時間は、だいたい1日あたり1時間半程度だったと思います。
帰宅して夕食を食べ、テレビを見たり家族と話したりしてからお風呂へ。
湯船に浸かりながら風呂蓋を机代わりにして勉強する習慣があったため、お風呂の中で40〜50分、公文のプリント。
(公文などの習いごとについては私が東大に入るまでにしていた習い事参照。)
その後、自分の部屋で、学校の宿題+予習。出された課題の量によりますが、30分〜1時間くらいで終えていました。
私の高校では、ほとんどの教科で宿題が出ていたので、その宿題を必ずやる、という習慣でした。
英語なら、単語テストの範囲を勉強したり、翌日の授業で学ぶ長文に出てくる単語を調べて教科書に書き込みしたり。
数学なら、解くように言われた練習問題やワークの解答。
国語なら、漢字テストの勉強や、古文漢文の単語の下調べなど。
公文以外に塾は通っていないので、学校の授業に沿って、先生から言われたことを忠実にやりました。
定期試験の前は部活が休みになり、勉強に集中することができます。
定期試験前は、1日4時間くらい、机に向かっていました。
高校3年生、部活引退前の勉強時間
高3の6月に部活を引退するまでは、上記のスタイルで勉強を続けています。
通信のZ会を始めたので、少しだけ勉強時間はふえていたと思います。
平日、学校の課題が早く終わったら15~30分Z会をしたり、公文以外の勉強はしていなかった日曜日に、1,2時間やったりと。
特に、1日何時間は勉強する、ということを決めていなかったので、その日の気分や体調で勉強時間は変わっていました。
公文と学校の宿題にかかった時間が、主な勉強時間です。
平均すると1日2時間くらい。
高校3年生、部活引退後の勉強時間
部活引退後は、定期試験前と同じ1日4時間程度の勉強時間です。
土日は6,7時間やっていたと思います。
一度に集中力はそんなに長く続かないので、開放されている高校の自習室や公立の図書館の自習室をよく使いました。
朝起きて、朝ご飯を食べてから1時間くらい自宅で勉強。
高校に行って、高校の自習室で2時間勉強。
お昼を食べて、再び高校で1時間勉強。
気分を変えるため、場所を図書館に移動して図書館の自習室で2時間勉強。
帰宅して、夕飯を食べ、お風呂と自分の部屋で1時間勉強。
高校では同じく自習室で勉強する友人が何人もいたので、ときどき廊下や教室でおしゃべりしたり、一緒に職員室に遊びに行ったりして気分転換をしました。
高校→図書館、図書館→自宅など、移動の途中でコンビニに立ち寄りパンやお菓子を買うこともしばしば。
図書館での勉強に飽きたら、新聞を読んだり、図書館にある小説を読んだりしていました。
この頃から、毎日の勉強時間をストップウォッチで測り、卓上カレンダーに記録するようになりました。
1日のトータルが5時間45分なら「5:45」というように、分単位で記録。
カレンダーは1ヶ月分が見られるものだったので、先週より勉強時間が長いな、とか、昨日より勉強しなかったな、など簡単に振り返ることが出来ました。
夏休みに東大のオープンキャンパスに行き、「絶対東大に入りたい」と強く思うようになりました。
それからは、勉強時間に目標を持つように。
学校のある日は最低1日4時間、学校のない日は10時間。
10時間はけっこうきつくて、達成できない日も多かったです。
ただ昨日は9時間しかできなかったから、今日は11時間頑張る、というように、平均が10時間になるように努力していました。
受験直前、年明けくらいから、学校の授業はほとんどなくなりました。
毎日10時間以上机にむかうことを、目標の一つにしていました。
この頃の1日のスケジュールはこんな感じ。
07:00 起床。前日の復習を約30分
07:45 朝ご飯。ニュースをつけ、新聞を読みながら
08:30-10:00 自分の部屋で勉強。その後高校へ
11:00-13:00 高校で勉強。お弁当を食べる
14:00-16:00 引き続き高校で勉強。図書館に移動
16:30-19:00 図書館で勉強。自宅に戻り、夕食
20:30-21:30 お風呂の中で勉強
22:00-23:30 自分の部屋で勉強
24:00 就寝
このスケジュールだと、11時間の勉強時間になります。
勉強時間のカレンダーへの記録は分単位で行っていましたが、ストップウォッチなので計測値は秒単位。
トイレに行ったり、数分間ストレッチや筋トレをしたり、ちょっとした会話を家族としたりするときも必ずストップウォッチを止めていたので、細かな休憩時間が入ると10時間くらいになります。
勉強時間の目標はあったものの、長く勉強することが良いこととは思っていません。
密度の高い効率的な勉強をするのが大事と考え、集中できなくなってきたら、すぐに休憩していました。
また、睡眠をしっかりとることも大切だと感じていたので、遅くとも24時までには寝るように。
自宅、高校、図書館の間の移動時間は、実際には上記スケジュールほどかかりません。7時間の睡眠をとっても、最大で12時間半くらいは勉強できました。
場所を変えず1日自宅にいれば、もっと長く勉強時間を確保できましたが、気が滅入り勉強効率が落ちるので、よほどのこと(大雨や雪)がない限り、高校や図書館に出かけていました。
まとめ
今思い返すと、こんなによく勉強していたな、と我ながら感心してしまいます。
漫画読みたいなぁ、とか、ゲームしたいなぁ、とか、テレビ見てダラダラしたいなぁ、なんてことをほとんど考えない生活でした。
家族や友人、高校の先生方のお陰で、誘惑があまりない環境が整っていたと思います。
それに加え、ラクをしたい、手を抜きたいなどとはいっさい考えず、合格したいという一心で目の前の勉強に全力で取り組んでいました。
周りから勉強しなさいと強制されたり、東大に行きなさいと指示されたのではなく、私自身が「勉強したい」「東大に行きたい」と強く思っていたからこそできたのだと思っています。
コメント
初めてコメントさせていただきます。1歳の息子に家庭保育園を始めたきっかけからこちらのブログを読ませて頂いてます。
お子さんの月齢も近いことから、うちの子はまだできてないなぁ~とか、こんな方法があるのね等、参考にしていることも多く更新を楽しみにしています。
この記事を読んで自分から勉強する意欲を持つことはとても大切ですね。
暑くなってお体も辛いかもしれませんが、ご無理なさらぬようご自愛下さいね。
なおっぺさん
コメントをありがとうございます!
なおっぺさんも、家庭保育園をされているのですね〜。
家庭保育園関連の記事も、更新していきたいと思っていますので、コメントをいただけてモチベーションが上がります^^
私の子育ての目標の一つは、もっと知りたい、もっとできるようになりたい、という意欲を育てることなんです。
本来どの子も、この気持ちは持っているもの。
なので、育てるというよりも、この意欲に蓋をしないように気をつけて接していきたい、と思っています。
身体を気遣ってくださり、ありがとうございます。
またお気軽にコメントください♪