先日、幼児知能教育で知られるTOEベビーパーク体験教室に行ってきました。
その体験談と感想、1歳2ヶ月の息子(こーくん)の反応をまとめます。
もくじ
TOEベビーパークの体験談の要点
記事が長くなるので、要点を。
- ベビーパークは3歳までの脳の性能を良くするのが目的。臨界期の働きかけが脳のスペックに作用。
- 知能、器用さ、運動神経、順番を守るなどの社会のルールを守れる思いやりのある子に。
- 約50分間、じっくりベビーパークの育児法の考え方を質問を交えながら聞けたので、わかりやすかった。
- 叱らない育児の具体的声掛けをいくつか教えてもらえた。とても役に立つ内容だった。
- 最後の7分程度のミニレッスンが楽しかった!息子も楽しそうだった!
- 普段、レッスン開始5〜10分で行うお母さん向けの育児勉強会の資料は、私には合わない。
- 家でも工夫すればできそうな内容も。
- 月謝は高い。とても高い。入会は検討中。
TOEベビーパーク体験教室の流れと内容
■1日目
インターネットの体験申し込みフォームから体験の申込み。
■3日目
ベビーパークの本部から、昼過ぎに電話がかかってくる。
住所から、体験可能な近くの教室を案内してもらい、日程を教わる。
体験の回数は2回あると案内される。1回目は育児勉強会でベビーパークの教育法の説明を聞く。2回目は実際の教室の生徒と一緒にレッスンを受けるそう。
電話の中で、ベビーパークをどこで知ったかと、なぜ体験を申し込もうと思ったか聞かれたので、
「たしか、インターネットの広告だったと思います。」
「息子が1歳を過ぎて、いろいろできることも増えたし、コミュニケーションも取れるようになってきたので、何かさせてみたいなぁと思って」
と答えました。
体験申し込みをしたのが年末で、ちょうどキャンペーンをやっていたタイミングでもあり、直近の教室開講日は枠が埋まっているとのこと。1週間後の日程で予約。
出先でメモを取れない状態だったので、メールで日時を送ってくれるようにお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
電話をかけてくれたのは女性だったのですが、ものすごく丁寧な応対で好印象でした。
■5日目
日程や連絡先などのリマインドメールが届く。
■8日目
体験教室の1回目。教室の内容の説明とミニレッスン。
■10日目
体験教室の2回目。別の記事にて。
TOEベビーパークの体験教室1回目。育児勉強会の流れと内容
教室に入ると、2歳くらいの子どもたちとお母さんが帰り支度をしているところでした。(先生に聞いたら、2歳半〜3歳までのお子さんだそうです。)
なんとなく、キリッとした綺麗めの雰囲気のお母さんたちでした。
前のクラスの生徒たちが退出し、説明会スタート。
本来4組の親子が申し込みしていたそうですが、キャンセルと欠席でマンツーマンで話を聞くことができました。
パワーポイントの資料を印刷したものと、「適期教育のススメ」という冊子を見ながら3歳までの教育がいかに大切か、ということを教わりました。
早期知育教育をうたってビジネスをしている会社が、口を揃えて強調する「臨界期」。
3歳までに、人間の脳の80%が完成してしまう。3歳までにしか、高い言語習得能力や視覚による認識力は育たない。自己抑制力(我慢する力)も3歳までに大半が育つ。絶対音感もよく引き合いに出されますね。
つまり、今を逃したら、脳が大きく育つチャンスはないんですよ。後から取り戻そうと思っても、できないんですよ、というプレッシャーをかけて入会促進するんですね。
脳の発達に関する研究をグラフや図表で表したものも見せながら、科学的根拠があることもきちんと説明。ジャクソン・スキャモンの発育曲線やシナプス、ニューロンなどの言葉を使って説明されました。
私は、「臨界期」という言葉に半信半疑です。もちろん、ほとんど何もできないような生まれたばかりの赤ちゃんが、3歳までにどれほど成長するかはよくわかります。
たった1年と2ヶ月だけで、こんなに違う生き物になるんだ!と実感しています。文字通り、昨日できなかったことが今日できるようになる。毎日毎日新しいことをするようになる。脳がものすごい勢いで発達しているのは当たり前だと思います。
言葉の習得能力も、目覚ましいと思います。
臨界期が存在するのは確かでしょう。
でも、臨界期を逃したら人生が不幸になりますか?臨界期に脳を最大限まで発達させなければ、豊かな人生が送れなくなるのですか?
例え高い能力がないとしても、物事に自ら取り組む意欲があれば前向きに生きることができると思うのです。
どんなに能力が高い人、例えば普通の人が10回繰り返さないとできないことが1回でできるような人であっても、意欲がなければ宝の持ち腐れです。
自分が大好きなものを見つけ、とことんのめり込み、もっとうまくなりたい、もっと知りたい、もっとできるようになりたいという気持ち。これが学生時代を楽しむために大事なことだと考えています。
努力にまさる天才なし。継続にまさる努力なし。
努力する力。継続する力。すなわち、自分が心からやりたいと思い、好きだと思い、何かを続けられること。そんなものに出会えればとても豊かな人生が送れると思うのです。
私は、息子に高い知能や学力、人並み以上の能力を持つことよりも、前向きで豊かな人生が送れるようにしてあげたいと考えています。(こう考えるようになったのは、大学時代に出会った人たちの影響が大きいと思います。飛び抜けて頭が良かったり、すごい能力を持っていたとしても、自己肯定感が低く、親や恋人など誰かに依存しないとうまく生活できない東大生が何人もいました。)
臨界期は確かにあるだろうけれど、それを逃したところで大した事ないでしょって。
他に、ベビーパークが大切にしていることとして、
という育児法が適切と教わりました。
私は臨界期うんぬんよりも、こちらの方に興味があります。
赤ちゃんだと思っていた息子が、子どもになって、私の言うこともわかるし、表情も読み取れるし、自己表現もはっきりしてきた。それに伴って、だんだん赤ちゃん扱いしなくなってきました。
「これはしないでほしい」「これはこうしてほしい」という期待というか、要求というか。。。対個人として接するようになってきました。他の人のご飯を食べるんじゃなくて自分のを食べてとか、公園の外に勝手に出ないで、とか。玄関では靴を脱いで、とか。
言葉が通じるんだから、わかるよね?わかるんだったら言ったとおりにしてほしい。何をしても笑って許すことのできていた赤ちゃん時代が終わったんです。
今後どんどん、息子への要求が増えていくのは確実。。。腹が立つことも絶対増える。いつもニコニコ穏やかな仏のようなお母さんには絶対なれない。
そんな私にも理想はあって、3歳までは極力「ダメ」を言わないようにしたい、と思っています。
だから、叱らない、命令しない、指示しない、否定しない、試さないための具体的な方法や言葉のかけ方は勉強したいですね。
TOEベビーパーク体験教室の先生と話したこと
マンツーマンの説明会だったので、説明の途中もいろいろ質問できました。
冒頭に、先生の方から「普段どんなことをして遊んでますか?」とか「何かお悩みはありますか?」と聞いてくれ、話しやすい雰囲気がありました。
私はこんな悩みを伝えました。
公園で勝手に道路に出ようとするときや、玄関で靴を履いたまま上がってしまったりするのを、どう防いだら良いのか。叱ってもしょうがないのはわかるけど、どう伝えるのが効果的なのか?
教えていただいたのは、この場所では、こう振る舞えば良いんだと繰り返し伝えることでした。
「公園の外ではおててつないでギュッギュッギューだよ!」と言って手をつなぐ。
「右足さんと、左足さん、こんにちは。はいくるりんこ!」と言いいながら、靴の左右を合わせ、向きを変えて床に置く。
ほぉ〜〜〜!と思わず声を出してしまいました。子どもに伝わりやすい言葉で、今何をすべきか、一緒にやってみせるのが良いんですね。わかりやすい言葉を考え出すのが難しいけど、これならうまくいきそう!
悩みが2つ、すっきりと解消しました。これだけで、体験教室に通った価値があります。
他にも、やってほしくないことをしていたときに、頭ごなしに叱るんじゃなくて、まずは共感。
「そうだね〜、◯◯ちゃんはこれがしたかったんだね〜、そうするとこんなやり方になるよね。」
その後アドバイス。「でも、こうした方が良いんだよ。お母さんはこうしてほしいんだよ。」
そして更に共感。「◯◯ちゃんがしたかったこと、よくわかるよ。」
「ダメ!」「こうしなさい!」と言わずに、アドバイスを共感で挟むと良いんだそうな。フムフム。勉強になります。
こんな感じの育児の悩みを毎回のレッスンの冒頭、5〜10分を使ってお母さんに知識を伝達するそうです。(マザーリングという時間だそうです。)
私から教育法について一つ質問させていただいたのが、「試さない」ってどういうことですか?
答えは、アウトプットを求めすぎない、ということでした。「これできる?」「あれできる?」と言わないこと。
言葉が出始めると、もっと言葉を言わせたくて「これは何?わかる?」と聞いてしまいたくなる。何かできるようになると「これもできる?あれもできる?」と試してみたくなる。
以前の生徒さんで、言葉が出ていたのに一言も話さなくなってしまった子がいたそうです。お母さんに、「言わせよう、言わせようとアウトプットを求めるのを辞めましょう」と提案した所、程なくしてまた喋るようになったそうです。
そう言えば息子が「バイバイ」を全くしなくなった件。私がバイバイを要求しすぎてたんでしょうか。一日に何度もバイバイのシーンがありますもんね。
脱線しますが、日本人って本当に小さい子がバイバイすることを期待しますよね。支援センターの先生や通りすがりの大人たち、飲食店やコンビニの店員さんまで、みんな、バイバイって息子に手を振ります。そして、息子が手を振りかえすのを、期待して待つ。あら、この子はまだバイバイしないのね、という感じで少し期待はずれな表情を浮かべる方も。見ている親としてはもどかしい瞬間。
フランスではボンジュール、こんにちはの挨拶が一番大切だそうです。ボンジュールを言わない子に対しては、親はどんな躾をしてるのかしら、と白い眼でみられるそうな。日本は別れを大切にする国なんですね。
ほかに、先生に質問したのは事務的なこと。レッスンの曜日や時間、振替制度、会費のことなど。月齢が上がるとクラスも変わるので、レッスンの曜日や時間も変更になる可能性があるとのことでした。(これは教室によって違うかもしれません。)
また、この先生は良さそうな方だなと感じましたが、ベビークラス担当の先生は2人いて、次回の体験レッスンは別の先生だそう。ちょっとがっかりしました。教室によっては、1人の先生が全てのレッスンを受け持っていることもあります。
ミニレッスン体験の内容と1歳2ヶ月の息子の反応
最後の7分位で、ミニレッスンを息子と一緒に受けさせてもらいました。
内容は
- ボールに注目
- フラッシュカード
- 百玉そろばん
ボールに注目
まず、息子に向かって先生が取り出したのは、振ると鈴の音がなる手のひらサイズのボール。
シャリンシャリンと音を鳴らしながら、息子の顔の右上にボールを。「ボール見えるかな〜」と先生。
息子がボールを見るとすかさず位置を顔の左下の方に動かし、シャリンシャリンとボールを鳴らします。
そちらに注目するとまた別の場所に素早くボールを移動。
ボールを位置を一生懸命に目で追う息子。
先生何してるのかな〜と思ったら、こんな説明をしてくれました。
幼児は物を目で追うのが苦手。見たい方向に顔ごと向けるのが普通。ボールを目で負うことで、眼球の周りの筋肉が鍛えられ、良いことがあるそうです。(何に良いのか忘れました。。。)
フラッシュカード
フラッシュカードは、1枚のカードに
・7つの絵が描かれたもの
・7つの単語が書かれたもの
・名画
・車の数が1つずつ増えていくもの
など数種類やってくれました。
率直な感想は、カードめくるの、はやっ!!ヽ(゚Д゚;)ノ!!
こんなに速いスピードで、早口言葉のようにカードの名称を言いながら、次々にカードを切り替えるんですね。
これって、フラッシュカードをやってる大人の脳トレじゃん、と思ったり。先生、滑り止めのクリームみたいなものを手元に用意していたし。
息子はじっと見ていましたよ。あれだけ速い場面の切り替えがあったら、凝視するよね。脳もだいぶ回転してるよね。
興味はあったけれど実際に見たことはなかったフラッシュカード。この方法なら、確かに大量の情報がインプットできそうだと感じました。瞬間的に視覚で画像を記録する脳回路は発達しそう。
百玉そろばん
もう一つの教具、百玉そろばんもデモレッスンをしてくれました。
まず先生が「いーち、にーい、さーん」と言いながら10個の玉を左から右に動かします。
その後、先生から息子に真似してやってみようかと促され、「こーくん、触っていいよ。動かしていいんだって」と言いながら私がそろばん玉を触りました。
そろりそろりと百玉そろばんに手を伸ばしたので、一緒に玉を持って「いーち、にーい」と動かしました。
「きゅ〜う〜、じゅ〜う!」と最後はひとりで動かせたので、先生が「すご〜い!!できたね!!」と褒めてくださり、私も「おぉ〜できたねぇ。楽しいねぇ!!」と喜びました。
満面の笑みを浮かべる息子。
私の膝の上に座ってやっていたのですが、もっと触りたい!って感じで立ち上がり、そろばん玉を触りだしました。
我が子が新しいものに興味津々で取り組む姿を見ると、幸せな気持ちになりますね。
そろばん玉を一つずつつまんで動かすので指先を使い、同時に数の概念も体得できる仕組みのようです。
先生はその後も、「2,4,6,8,10」と言いながら2個ずつ動かしたり、そろばんを立てて玉の動きを左右から上下に替えたりして、やり方を見せてくれました。これもテンポよくやっていたので、眼球運動になるようです。
ベビーパーク体験の全体的な感想
いわゆる知育教室の体験に行くのは初めてでした。早期教育の勉強をされていたり、家庭保育園や七田式の内容を知っている方からしたら、当たり前のような話もあったかと思いますが、私にとっては新鮮でした。
運良く先生と1対1だったこともあり、疑問に思ったことはすぐに聞け、個人的な悩みも気軽に相談できる雰囲気で楽しい1時間でした。息子も出してもらったおもちゃで遊んだり、絵本棚から絵本を持ってきたり、機嫌よく自由に過ごしていました。
臨界期にできるだけ脳への刺激を入れるのが大事、というのはなんとなくわかります。
でも、月謝は高いです。
50分間のレッスンで4,320円。1時間にすると約5,000円。1時間あたり5,000円のサービスって、マッサージとか、整体の相場観ですかねぇ。マッサージ店も1時間3,000円以下のところが多いですけどね。
しかも一度に最大6人受け持つんだから、1時間で3万円の売上。強気のビジネスだと思います。
通常、1ヶ月に4回のレッスンで、月謝は1ヶ月で15,210円。絵本なら20冊くらい買えますね。
1年で約18万。家族旅行に何回行けるかしら???
また、今日のクラスのマザーリング(レッスン冒頭の母親の勉強タイム)に使ったという資料をもらいましたが、その内容はイマイチでした。(詳しくは次の記事で書きます。)
ミニレッスンでやってもらったことは、道具があり、やり方さえわかれば自宅でもできそうな内容でした。フラッシュカードは私の訓練が必要になりますけどね。
レッスンの体験は次回、みっちり50分間あるので、その内容と息子の反応も踏まえて考えたいです。
育児に関する悩みに具体的な回答をもらえたのはとても良かったです。公園の外で手をつなぐ方法、玄関で靴を脱いできちんと揃える方法。家に帰ってすぐ実践できるのが嬉しいです。
息子の笑顔も見られたし、体験1回目は満足できる内容でした!2回目のレッスンの内容と感想も後日記事にします。(ベビーパークのページはこちらから)
最後までお読み下さりありがとうございました!
コメント
はじめまして、1歳2ヶ月になる娘がいます。りんごさんの日記から来ました(^-^)
今回の内容、とても参考になりました。能力よりも意欲を持って前向きに生きる力を育んでほしいという点、同感です!本当にそうだなぁと思いました。
私も実はベビーパークの体験に行ったことがあるんです。フラッシュカードにしても、次々といろんなカリキュラムが移り変わってこなしていく点、こんなに受け身でいいのかな?と個人的には思ってしまいました。確かに言葉は早く覚えるかもしれません。大量にインプットしますもんね。でも、食べ物の名前をたくさん言えることより、例えばパイナップルを見て、この物体は何だろう?トゲトゲするな、中身はどうなってるの?と興味を持ってから、これはパイナップルと言うんだーと名前を知っても良いのかなと思っちゃったんです。次々と情報を与えられることが、かえって怖くなってしまいました。母親としては、毎週行く場所があるというのは魅力なんですが^^; 育児相談に乗ってもらえるのも、ありがたいですよね!でも、もうちょっと年齢が上がって、お勉強の要素が出て来てから、ウチは検討することにしました。
今回、このブログを読んで、ああ私もそう考えていたのかもーとすごく共感した(勉強になった)ので、思わずコメントを。長くてすみません!
ゆいママさん
はじめまして。遊びに来てくださってありがとうございます!!コメントいただけて嬉しいです。
そうですよね。育児相談や、毎週行く場所があるのは魅力的なんですよね。
大量のインプットについては、私自身迷っています。良い面もあるし、違和感を感じることもあるし。
体験が先か、知識が先か、ということかもしれません。
一方的に大量にインプットするのは受け身ではないか。
フラッシュカードや大量インプットに弊害はないのか。
インターネットでも、ネガティブな情報を多く見ます。
でも、知識があるから興味や好奇心が湧く、というのもまた事実ですよね。
子どもが、知っているものを見たときの反応を見ると、「これ、知ってる!!」という感動が幼児期には大切なのかなとも思います。
町を歩いていても、絵本を読んだり、ポスターを見たりしていても、息子が知っているものは必ず指差して教えてくれます。
「鳩がいるよ!」
「これ、カエルでしょ?」
「ここにイチゴがあるよ!」
「すいか見つけたよ!!」
「りんごだ、りんごだ!!」
と、言葉では言えなくても、指差しと態度で「知ってるよ!!」というのを興奮して伝えてくれます。
彼にとって、鳩やりんごは実体験から学んだ知識です。
カエルやイチゴ、すいかは絵本から身につけた知識です。
でも、どちらも同じように「知っている」「わかる」という感動を伝えてくれます。
きっと、フラッシュカードによるインプットで得た知識でも、「知ってる」という感動をするでしょう。
まだ息子は本物のカエルを見たことはありません。
でも、本物を見たときに「これがカエルだよ」と言ったら、きっと彼の中で何かがつながって、深い体験になる気がします。
大人でも、知っているからこそ興味関心を持ち、もっと知りたくなることがあると思います。
例えば、
「私の母の友人に、30年近く地元でバンド活動を続けていた男性がいます。
しかし男性は、先日、そのバンドを解散してしまいました。」
これを聞いても、特に何も思わないですね。
「30年近く音楽活動を続けていたSMAPが、解散することになりました」
これを聞くと、「え?どうして?原因は?」と、理由を知りたくなったり、
「うそ!悲しい!いやだ!」と感情が動かされたりしますね。
芸能人のゴシップネタがニュースになるのは、その芸能人が有名だからです。
知っているから、関心を持てるんです。
知識は人生を豊かにすると考えています。
知識があれば、体験も深いものになると思います。
大量のインプット。。。私がいいな、と思うのは、
言葉を早く覚えるから、というよりも、知っているものが多いほうが楽しい! という感覚ですね。
でも、迷うのは、インプットのやり方でしょうか。
実物を繰り返し見せて、語りかけるのか。
絵本から身につけるのか。
テレビや動画から学ぶのか。
フラッシュカードを使うのか。
効率重視でいけば、フラッシュカードにたどり着きそうです。
まゆいママさんがおっしゃるように、受け身の一方的なインプットで良いんだろうか、とも思います。
ちょっと怖くなったというお気持ち、わかります。私もベビーパークの本物のレッスン体験で感じました!
物の名前を知らなくても、「これは何?」「トゲトゲしてるな」と、疑問を持ったり、感想を持ったりできる子、素敵です(*^^*)
息子にもそうなってほしい〜〜。
というか、私自身、そんな風に、知らないものでも、何にでも興味を持てる大人でいたいです!
体験を受けて勉強になることも多く非常に有意義でしたが、結局うちも入会は見送ることにしました。経済的な理由もありますし。
コメントをいただけて、私も考えるきっかけになりました。ありがとうございました!
娘さん、同じ月齢ですね♪
やんちゃも増えてきて(?)大変なこともあると思いますが、お互い育児楽しみましょう〜!
こんにちは。たまたまこちらのコメントを拝見致しました。
脳科学博士の澤口さんが、フラッシュカードは危険と警告をされています。
七田もベビーパークもフラッシュカードを使っていますね。
知識がたくさんある、いわゆるお勉強ができる子を育てられる環境だと思いますが、私はこれからの時代は自分で自ら選択して深く考えていく時代だと思いますし、IQが高くても、結局社会で役に立たない人はたくさんいらっしゃいます。
IQを前面に出して、広告するのは、本当にビジネスですね。莫大な利益を得てるのは、トップのみです。
子供を将来何にさせたい等よりも、まずは子供が規則正しい生活を送り、自立できるよう援助し、自然の中でめいいっぱい遊ぶ事が大事です。
習い事や幼児教室はある程度予測された通りに進みますが、自然の中での体験はハプニングばかり。でも、そこから判断力や生き抜く強さのベースができます。
日本の母は幼児教育産業に振り回されてすぎです。
三人ママさん
こんにちは。コメントをありがとうございます!
いろいろ考えるきっかけをくださりありがとうございます。
こちらの記事にて返信と代えさせてください。
フラッシュカードと幼児教育、育てたい力について(コメントへ返信させていただきます)
せっかく、私のコメントに記事を丁寧に書いて下さったのに、返信が遅くなり申し訳ございません。私事ですが、今の私の考えに至るまでのお話をさせて頂ければと思います。
長いので、お時間ある時にでも読んで下さい。
私も実は長女が産まれてから、この子の為に良い教育をしてあげたいと考えた結果、生後6か月で七田に通い、保育園もカリキュラムぎっしりの所に通わせ、家には木の知育玩具がたくさんありました隙間時間を見つけては、ひらがなや漢字を教えたり…
七田眞さんの本も読み、感銘を受けテレビやDVDは和室の隅に追いやったり、それは本当にいろいろしましたよ。そもそも七田は家庭保育とルーツは同じと知り、家庭保育園も購入しましたし、DWEも購入しましたいわゆる、周りが見えていない、教育ママでした…
そんな子供の気持ちを全くわかってない私に、娘は赤ちゃんの頃から身体全体で一つ一つ抵抗してくれましたよ 笑
七田のカードは見ない、私のフラッシュも数日見るけど、すぐ見なくなる…英語はずっと聴いてるけど、アウトプット全くなし 笑
例えば、家庭保育の漢字の積木で、肉と書いてある積木をフライパンにのせるまねをして、これは肉だねと覚えさせようと愚かな事をしたら、これは肉じゃない!と娘に投げられたり 笑
今思うと、娘は何も見えてない私に、大事な事を教え続けてくれています。
大きな転機は、2歳のある日、保育園から帰って来て、娘は園バスから降りるなり、靴を投げたので、もしかしたら園生活がストレスなんだなと感じ、近くの園を一緒に見学したのです。そこは、昔ながらの木の廊下や教室で、畑でいろいろな野菜や果物も育てられていて、子供達は生き生きと園庭で遊び、本当に自由でキラキラしていました。
その様子を見る娘の目は輝き出し、「私、絶対ここが良い!亅と言い、転園する事になりました。
毎月山に遠足に行く幼稚園で、自然の中で自由の中で子供達自らいろいろ学び成長できる環境があり、そこに集まってくるママさん達もシュタイナー派だったり、これまでの私とは全く違うタイプの方が多く、本当に学びが多かったです。
いくら、親が良かれと早くから子供に働きかけても子供が興味がなければ、見ないし身につかないし、力にならない事を思い知らされました。漢字のカードなんて全く興味を持たなかった娘…でも、今二年生ですが漢字大好きですごい勢いで覚えています 笑
一生懸命ひらがなを覚えさせて、書く事も早くにできたけど、本当に楽しんで書き始めたのは年長になってから。それから書く力はぐんぐん伸びました。
子供が興味を持ち楽しいと感じ、本気を出せば、大人の想像以上にいろいろな事をしてくれます。自分の働きかけなど、小さな物だと思い知らされました。
そして、子供にはそれぞれ興味を持つ時期、持つ物が違っていて、そのベストなタイミングで援助してあげれは十分だと知りました。
そんな事よりも、今しかできない事を体験させてあげたい。自然の中でその季節の匂いとか、音とか五感でフルに感じて欲しい。
春、夏は毎週山や海、川へ車や電車で1時間ぐらいかけて行き、ずっと生き物を探したり、秋、冬は山登りやアスレチックによく行きます。ドングリや落ち葉で遊んだり、釣りに行ったりいろいろします。
今、親の思い通りに全くならない娘は、自分で考え自分で決め、自分で道を切り開いてるように見えます。
そして、2番目の5歳長男も自分のタイミングでいろいろなチャンスから興味を持ち、自ら挑戦しています。
3番目2歳は、ほぼ手をかけてあげられないのですが、姉兄を見て、たくさん学んでいるようです。
今の私の考えは、どちらかというとシュタイナーやモンテソーリーの考え方に近いかもしれません。
長くなりましたが、ご参考になればと思います!
ちなみに、家庭保育のカードの枚数は少なめの方針は私も良いと思いますよ。中々実物を見せれない物もあるから、図鑑のような感覚で見せてあげるのは良いと思います。
ただ、うちは子供の興味に合わせて図鑑を見せる事に変えました 笑
もちろんこれで良いのかと、毎日自問自答です。でも、子供達の自ら学ぶ力を信じてあげたいと思います。
三人ママさん
心のこもったお返事を、とてもとても丁寧にくださって本当にありがとうございます。陳腐な言葉ですが、感動しました。
三人ママさんの、今の考えに至る経緯はとても参考になります。知育、早期教育に熱心なママだったのですね。
娘さんの様子から気付きを得て、転園を経て素敵な幼稚園とのめぐりあい。
行動されたのですね。
ちょうど今、4月から息子たちが保育園に入りました。
待機児童が多いところなので、園を選ぶということはできず入れただけでバンザイなんですが、その園の保育に違和感を感じるところが多々あって、これで良いのだろうかと悩んでいます。
>自然の中で自由の中で子供達自らいろいろ学び成長できる環境
>自分の働きかけなど、小さな物
>子供にはそれぞれ興味を持つ時期、持つ物が違っていて、そのベストなタイミングで援助してあげれは十分
>そんな事よりも、今しかできない事を体験させてあげたい
子どもが本来持っている力を信じ、環境を整えてあげる。親がリードするのではなく子どもを観察して援助をしてあげる。
書いてくださった言葉のひとつひとつに、うんうん、そうだよね、それが良いよねと感じさせられます。
やっぱり、私が目指してる子育てってこっちの方だなって、再認識できました。
>春、夏は毎週山や海、川へ車や電車で1時間ぐらいかけて行き、ずっと生き物を探したり、秋、冬は山登りやアスレチックによく行きます。ドングリや落ち葉で遊んだり、釣りに行ったりいろいろします。
近くに自然豊かな環境がなくても、1時間かけてでも自然のあるところへ行かれてるんですね。
私が育ったのは畑や雑木林に囲まれた土地。保育園も裸足で一日過ごし、ザリガニを釣ったりどんぐりを拾ったりイナゴを捕まえて佃煮にして食べたりという、園でした。
でも今の住まいはビルとコンクリばかりの都会。子どもたちにも同じような経験をさせたい、一緒に自然の中で遊びたいと思えど、できないなと諦めていました。
でも、それは言い訳で、本当に大切だと思えば機会はいくらでもありますよね。
気づきを下さってありがとうございます。
3人のお子様の子育て、きっと楽しまれているのでしょうが、応援しています。
素敵に成長されているのでしょうね。
>家庭保育のカードは図鑑のような感覚で
ありがとうございます。そうしてみます。
>もちろんこれで良いのかと、毎日自問自答です。でも、子供達の自ら学ぶ力を信じてあげたいと思います。
三人ママさんでもそうなのだな、と励まされる思いです。
お返事を頂いて、約1年前に書いた記事のことを思い出しました。
どんな子どもを育てたいか。どんな子育てをしたいか。
今感じている子育て感も、言葉にしたいなと思い始めています。
本当にありがとうございます。