約1ヶ月前ですが、TBS系列のバラエティ番組『好きか嫌いか言う時間』で「子育てに親の学歴は必要か」という内容の討論が放送されました。
この番組、事前に気になっていたものの見逃してしまい、後からネットで放送内容を調べました。
内容や、他の方の感想を知り、私なりに子育てと学歴についていろいろと考えたので、記事にします。
子育てに学歴は必要ない
ずはり、子育てに学歴は必要か?
私は、必要ないと思います。
子育ての目的が、学歴の高い大学に入れることなら、親の学歴はあって損はないと思います。
勉強を自分で教えることができますし、効率的な勉強のコツや受験勉強のテクニックも教えられるからです。
でも、私が考える子育ての目的、教育の目的は
・人の中、社会の中で生きていける立派な人間を育てる(井深大さんや藤田浩子さんの著作を読んで)
・「メシを食える人」そして「魅力的な大人」にする(花まる学習会より)
・自分に自信をち、前向きで、豊かな時間を過ごせるようにする
・自分の人生を振り返ったときに「生きてきて良かったな」と思えるような生き方ができるようにする
・家族や友人、恋人を愛することの幸せを知れるようにする
といったことです。
今1歳5ヶ月の息子が、人として立派に育つか、立派に育てられるか、考えると不安です。
わからないことだらけです。
そもそも、私が立派な人間かというと、そうでもない。だから、こんな私が立派な人間をそだてられるだろうか、と疑問を持つのかもしれません。
立派な人間、魅力的な人間、人生を心豊かに過ごせる人間に、学歴の有無は関係ありません。
自分の好きなこと、やりたいことに敏感で
周りの人の気持ちにも敏感で、思いやりがあって
一般的な社会のルールを守るための、自制心がある。
こんな人を育てるために、学歴の有無は関係ないと思うのです。
学歴がなくても、子育てに必要なこと
ただ、誤解してほしくないのが、
学歴は必要ない、勉強は必要ない、学ぶことは意味がない
ということではありません。
中卒、中退という肩書が有利になること以上に、高卒、大卒、院卒の学歴のほうが有利になることの方が多いでしょう。高学歴であることの不便を感じることももちろんあるのですが。
学歴の有無よりも大切なのは、勉強や学ぶことに対する姿勢だと思います。
本来、子どもは学ぶことが大好きだと感じています。
もっと知りたい、もっとできるようになりたい。
これは何?これはなぜ?どうして?という知的好奇心の塊で、新しいことを知るとワクワクして目を輝かせる。これが、子ども本来の姿だと考えます。
物をつかめるようになった赤ちゃんが何でも口に入れて確かめたり、ズリバイを始めた赤ちゃんが好奇心の赴くままに移動しあらゆるものに手を伸ばそうとする。
学びたいという意欲は、人間の本能でしょう。
その本能を爆発させている幼児期、学生期。その時期に子どもにとって影響力の最も大きい親が「学歴なんて要らないから、勉強しなくていいよ。学校の勉強なんて役に立たないよ。」と言ったらどうでしょうか?
学校の勉強は確かにつまらないところがあります。成績のための勉強は役に立たないこともたくさんあります。
でも、学ぶことは一生必要なことですし、学ぶことの面白さはどの子も忘れずにいてほしいです。
まとめ
私の考える学歴と子育ての関係は
しかし、学ぶことの面白さや大切さは、親が子育てをしながら伝えるべき
ということでした。
最後までお読み下さりありがとうございました!